- 心構え1
- 始める前に、分別整理のための材料を揃えましょう。燃える物や不燃用の自治体指定のゴミ袋。さらにビニール紐や布ガムテープ・ガラ袋・段ボールカッター・作業しやすい手袋・マスク・エプロンなどご準備されると良いでしょう。
- 心構え2
- 作業にあたり、家族に取って必要な物や探索物などを決めてから整理を始めると意外にスムーズに行くものです。まずは3年間程使用されなかった物は、新品でも思い切って廃棄する用にしましょう。特に贈答品などは、押し入れの上棚に開封されずによく積まれています。リユースできるものは、即リサイクル店に持ち込むなどすると良いでしょう。後からはブブーです。
- 心構え3
- ゴミ屋敷状況になっている場合は、最初に手前の部屋の床に散らかっている物から分別整理することです。そして家具類の中身へと進めます。箪笥や整理箱には長く使用されなかった衣類が多く保存されていると思います。そういった物は買った当時高価なものであっても思い切って廃棄を決断をすることです。これが自分で整理する最大のコツです。
- 心構え4
- 中身が空になった家具類は近くの自治体などで運営している廃棄物処理場へ粗大ゴミとして持ち込めます。ただトラックなどの運搬車両が手配出来ないようであれば業者に粗大ゴミ類として搬出を依頼するしかありません。
- 心構え5
- 台所には、普段使用することがなくなった食器や調理用具もたくさんあると思います。金属、ガラス類と分別し、自分が持てる程度に段ボールやガラ袋(土のう袋)に入れて、ゴミの収集日に出すか、処理場へ不燃ゴミとして持ち込むと良いでしょう。
- 心構え6
- ある程度整理されてから、残りを業者に依頼する方法もあります。どうしても自分で整理していると、時間もかかり精神的にも疲れてきます。最後まで整理出来そうにないと思われた場合には、思いっ切って残りを業者に依頼すると良いでしょう。時間、日数、廃棄物用の車の台数も少なくて済むので、当然料金は少なくて済みます。決断しましょう。
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●自分で整理するということは大変な時間と労力が必要です。また自身で家族の歴史や想い出が詰まっている品を整理、処分をすることにもなるので、心の葛藤や寂しさが沸き起こって来ると皆さんよく言われます。ですから遺品整理は覚悟して、勇気をもって割り切って行う、強い心構えが必要となります。(遺品整理士)